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 業者の規模は関係ない
葬祭業者を選ぶ基準として、「大手なら間違いない」「広告を出しているから安心だ」と考える方も多いようですが、「社葬」「団体葬」などの会葬者が何百人も集まる大規模な葬儀を行うとき以外は、葬祭業者の規模の大小とサービス内容はあまり関係がないといえるでしょう。たとえば、街の小さな葬儀社なら家庭的できめ細やかなサービスが受けられますし、地域ごとにある昔からの慣習などをよく知っているという利点もあります。葬祭業者は規模の大小ではなく、あくまで信頼の大きさで選びたいものです。
   
 ★地元の業者の一長一短
葬儀費用が安いことや、派手な広告を出しているといった理由だけで、葬祭業者を選ぶのは考えものです。
なぜなら、全国で約5,000社ともいわれる葬祭業者のなかには、葬儀を金儲けの手段としか考えず、遺族の悲しみや知識のなさにつけ込む悪どい商売で、葬祭業界全体の信頼を失墜させているような業者もいるからです。
その一方で、地元に店舗を構えて営業している業者は比較的安心だといえます。それぞれの街や商店会の一員として地域に密着している葬祭業者は、その街で生活している人たちに頼って営業しているだけに「あそこの葬儀はひどかった」「ほかの葬儀社に比べて値段が高すぎる」などの悪い評判は死活問題になりかねません。それだけに遺族の希望(つまり自分の街の人たち)を大事にするように努めます。ただし、こうした地元の業者は地域の慣習や宗教的な儀礼から外れた自由な発想の葬儀を行うときには、対応しきれない場合もあるようです。また、これはごく一部の例ですが、地元業者のなかには病院と裏で業務提携を結び、遺体搬送の指定や葬儀を斡旋、遺族に対する強引な営業を行っている所もあるようです。病院の霊安室から自宅や斎場まで遺体を搬送してもらうと、半強制的に葬儀の契約をすることにもなりかねないので注意が必要です。しかし、こうしたことはあくまで一般論で、地元の葬祭業者のなかにも積極的に新しい葬儀のかたちを提案してくれる所もあるでしょうし、本人や遺族の立場になって親身に相談にのってくれる場合がほとんどです。また何より、生前からじっくり業者と話し合っておくことで、個性的な葬儀を営むことも容易になるはずです。
 ★個性あふれる葬儀を提案する業者
あんしん葬祭全国事業者連合会のフューネラルプランナー吉村幸司が、「ライフスタイルにそれぞれ個性があるように、フューネラルスタイルにも個性があって当然ですよね」と語るように、最近は葬祭業者のなかにも葬儀のオリジナリティを大切にしている所も増えています。
ひと昔前までは生前に葬儀の話をしただけでも「不謹慎だ!」「縁起でもない…」と言われかねないほど暗く、閉鎖的だった人の死と葬儀のことについても、今では「自らの人生の終焉は自らが率先して演出することが当然だ」という考え方が主流になりつつあります。さらに、葬祭業者の側も葬儀のイベント化や低価格化だけが生活者へのサービスと考えるのではなく、個人や家族の希望を何よりも尊重する葬儀を提案しはじめているのです
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